20260923|【専門書解説シリーズ】『幸福感とは身体感覚である』を読む・心は身体に従って変わる

山口創『幸福感とは身体感覚である』を紹介します。気分が良くなってから動くのではなく、動くから気分が変わる。体が整うから心が動き出す。本書はこの順番で、幸福感を身体の側から説明しています。

今回扱った問い

  • 同じ恵まれた状況にいても、幸せを感じられる人とそうでない人がいるのはなぜか。
  • 固まって動けないときと、高ぶって止まれないときは、どこが同じなのか。
  • 「もっと欲しい」と感じることと、「味わって満たされる」ことは、どう違うのか。
  • 苦しさの先の気持ちよさが、依存の入口になることがあるのはなぜか。

本書から紹介した内容

体を「固体・液体・気体」の3つの状態で見る見方。セロトニン、ドーパミン、オキシトシン、エンドルフィンの4つの物質の役割。リズムよく歩く、ゆっくり呼吸する、朝の光を浴びる、30秒のセルフタッピングといった習慣。触れて温かく感じるとき、実際に体で熱が作られているという研究。

配信中には、大沼自身の補足も話しています。呼吸の「4秒吸って6秒吐く」のような数字は試すときの入口で、最後は自分が心地よいかどうかで調整すること。リズムよく動くと理性が動きに割り込まないので、頑張りようがなくなること。無理に笑ったり姿勢を作ったりしなくていいこと。躁の状態で、走るような強い刺激の気持ちよさを求め続けてしまう臨床の場面にも触れました。

つながる回

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