About Somatic Studio

フェルトでできたクマのぬいぐるみとカラフルな文字で書かれた『Somati studio』のサインボードです。
サマティックスタジオの全体像とモデルについての説明。研究、実装、普及、価値提供の各段階を示すイラストとともに、身体と社会の関係性や自己調整能力の重要性を解説している。

【背景】

現代文明は「快適さ」を追求してきました。

環境を人間に合わせることで、私たちは身体的な負荷から解放された一方、環境に自らを沿わせ、適応する能力を退化させてきました。

身体の形に沈み込む柔らかいソファ。指先だけで完結するスマートフォン。

それだけではありません。万人が幸せに生きていけるために用意されたはずの法律、ルール、マナー、「こうあるべき」という規範──社会の至るところに用意された「正解」が、私たちの身体を固定し、感覚を忘れさせてしまった。

Somatic Studioは、この状況に対する一つの応答です。

「読み書き」が万人の識字率を上げ、文化が発展したように、身体の読み方を「教養」として、浸透させていくことを目標としています。身体の教養とは、思考が作り出す「物語」と身体内部で起きている「物理的な事実」を区別し、曖昧な感覚を正確なデータへ「翻訳」することで、自らの身体を羅針盤として生きるための技術です

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【方法】

Somatic Studioのアプローチは、臨床現場やあらゆる文献、各種専門家の知見を掛け合わせた、実践です。オンラインコース、動画コンテンツ、コミュニティ、セッション、プロダクトなどを通じて、社会浸透を目指します。

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【活動領域】

Media & Publishing|SNS(フォロワー3.5万人)、書籍『心と体のコリをほぐすセルフリセット』を通じた発信。

Education|セラピストやボディワーカー向けの専門学習ゼミ「somatics」の運営。

Community|オンラインコミュニティ「somatic studio member」での定期配信、仮説と検証。

Product Design|身体感覚を触発するプロダクトの開発。

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【視点】

「精神は、その土台である身体から立ち上がる。」

自分の身体の声を聴き、コントロールできない「自然」としての身体と共生する。

その態度は、他者への寛容さや、社会の余白へと繋がっていく。

Somatic Studioは、個人の健康を超え、「身体性」という切り口から社会に関わるプロジェクトです。

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【お問い合わせ】

取材、執筆・登壇依頼については以下よりお問い合わせください。

既存の健康・美容の枠に収まらない、文化としての「身体」を共に語れるパートナーを歓迎します。

事務局: info@somaticstudiojapan.com

メディア

Biography

マイクを持つ男性、somatic studioの大沼竜也が話している様子が映し出されている

大沼 竜也|Tatsuya Onuma

Somatic Studio 代表・鍼灸師(国家資格)

1991年、宮城県生まれ。

鍼灸師として臨床の現場に立ち、延べ数千人の身体と向き合う。

その中で、現代医療や既存の健康法だけでは捉えきれない心身の関係に関心を持ち、東洋医学を基盤としながら、解剖学、脳神経科学、認知科学、現象学(メルロ=ポンティ等)の知見を取り入れた独自の身体論を探究している。

「原感覚」「思考の檻」の身体論的解釈、「身体動態瞑想」、「身体合理性(Somatic Rationality)」など、理論と実践の両面から身体へのアプローチを体系化。

臨床に加え、SNSでは3.5万人を超えるフォロワーとの対話を通じて、現代人が抱える身体の悩みに向き合い続けている。

2024年、著書『心と体のコリをほぐすセルフリセット』(大和出版)を刊行、発売直後に重版。

同年、セラピストやボディワーカー向けの専門学習ゼミ「somatics」を開講し、次世代の実践者育成にも取り組んでいる。

現在は、オンラインコミュニティ「Somatic Studio」の運営、あえて不便さを取り入れ、身体性を引き出すプロダクト「DOKI-MAKURA(土器枕)」の開発など、人間の実存と可能性を拡張する、身体性を軸にした活動を展開している。

はじめまして、大沼竜也です。

正直に言うと、私は「クライアントのため」「社会のため」という言葉を、あまり使いたくありません。

他でもない私自身が、身体という謎を解くことに一番夢中だからです。

私も、原因不明の不調や、思い通りにならない心に悩んできました。

なぜ調子が崩れるのか。どうすれば回復するのか。どうすれば、より良く生きられるのか。

その問いを、解剖学や神経科学、東洋の身体論を手がかりに検証し、自分の身体で試し続けてきました。

そうやって夢中で掘り下げた発見が、いつの間にか、クライアントや専門家にも届くようになった。こんなに嬉しい事はありません。

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ここにあるのは、魔法のような治療法ではありません。

硬い枕に頭を預けてみる。

呼吸の深さを味わい、重力を感じてみる。

そんな素朴な「身体への回帰」を通じて、見慣れた日常が少しだけ鮮やかに感じられるようになることが、私の提案するすべてです。

主役は、あくまでも皆さんの身体です。

私はそのための小さなきっかけを、言葉やプロダクトとして届けているに過ぎません。

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身体への信頼は、次世代への「許し」になる。

自分の身体の声を聴けない大人は、無意識のうちに、子供にも「我慢」や「正解」を求めてしまう。

自分の中の「自然」を許せていない人は、他者の自然──たとえば子供の奔放さ──も許しにくい。

逆に、「今日は疲れているな」「ここは思い通りにならないな」と、自分の身体と静かに和解できた大人は、他者にも寛容でいられる。

身体の声を聴ける大人が増えれば、この社会に「効率だけが全てではない」という余白が生まれる。

その余白が、次の世代の子供たちがのびのびと生きるための土壌になる。

自分自身が楽しみ、味わい、整うこと。

子供達を見つめながら、そんなことを考えながら、この活動の原動力になっています。

Somatic Studio 代表|大沼 竜也