2026/08/05

20260805|考えが止まらないのは考えすぎだからではない・代償思考と軸

頭がぐるぐる回っているとき、体のほうは黙っています。その仕組みと、軸から戻る道すじを話しました。

今日扱った問い

  • 布団に入っても考えが止まらないのは、なぜ起きるのか
  • 研究のほうでは、どこまで分かっているのか
  • 昔の人は、同じことをどう捉えていたのか
  • では、どうするのか

見立ての要点

  • 考えが止まらないとき、本人は「考えが止まらない」ことには気づいているが、「体が黙っている」ことには気づいていない
  • 体からの報告が届かないと、脳は空白を嫌って理由をつけ始める。これを代償思考と呼んでいる。「考えすぎ」と言うと性格の話になるが、代償思考と言えば体と脳の関係の話になる
  • 2007年のトロント大学の研究で、体の感覚に意識を向けているとき、自分についての物語を作る脳の場所が静かになることが示されている。ただしこれが正解というわけではなく、判断材料のひとつ
  • 仏教の古い層に戯論(けろん)という言葉がある。感じたものから勝手に増えていく、という捉え方
  • 軸は、固めて太くするものではない。建築の柔構造と同じで、細かいパーツがバランスを取った結果、1本の線として立ち上がってくる。五重塔には大黒柱がない
  • 背骨を1個ずつ、動きを10分の1に小さくして動かす。大きく動かすと背骨ごと運ばれてしまう(代償動作)
  • 感じられないのは意識の向け方が悪いからではなく、実際にそこがこわばっているから
  • 「気持ちいい」を指標にする。体が合理的な方に向かっているサインだから

当日のスライド(15枚)

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